幸彩の言の葉部屋

幸彩の言の葉部屋

思ったことを気の向くまま指先が趣くままに綴った駄文集

幸彩の言の葉部屋

無収入からの脱却・未来を見据えて

今回は無職無収入の状況から抜け出し、就労支援勤務に至った経緯を書きます。


先行き不安

傷病手当の受給期間が終了した後の我が家の収入源は、母の僅かな年金と微々たる内職の手間賃だけとなり、無職無収入の身分に甘んじていられるほど暮らし向きは楽ではありませんでした。

されど、一般企業で働ける状態ではありません。
(目が不自由っていうことは致命的なのね)

障害者施設等に通所する為には【障害者手帳】が必須アイテムになります。申請する為には医師の診断書が必要なわけですが、眼科医は該当する症状ではないと言って書いてはくれませんでした。
(通院していたのは【病院の実力】に載っていた国立の大学病院)

その後も、某番組にテレビ出演していた大学教授にも診てもらいましたが結果は同じでした。
(この役立たず眼科医共め!)

治療するわけでもなく検査ばかりを行う眼科医。診察費用もバカに出来ません。
(みるみる減っていく預金残高)

――時間とお金のムダじゃねーか!
この先、どーすりゃ良いんだよ!

生活の保障が無く物凄く不安でした。


興味本位の親切心

父が脳梗塞で倒れ後遺症で半身麻痺になった時もあったことでしたが、私の目が正常でなくなったことを聞き付けた人達が色々な話をしにやって来るようになりました。

主に同情の類いでしたかね。
「可哀想に‥‥」
「大変ですねぇ‥‥」

本音を言わせてもらうと「同情なんて要らねーよ!」なんですわ。
憐れんで貰わなくても結構!
理解さえしてくれれば充分なんですよ。

次いで根拠なきお薦め情報。
「何処そこの病院の何科が良いらしい」
「〇〇を食べると治るらしい」
「〇〇をすると効果があるらしい」

これらに関しては「糠喜びさせてるのが分かんないのか?適当な事を吐かしてんじゃねーぞ!」ですね。
必要なのは的確な情報なんです。

そして、最悪なのは宗教への勧誘。
「ご先祖様の障りが云々‥‥」

これを聞くと「何だと?私ん家のご先祖様にケチつけんなやゴルア!先祖が自分の子孫に禍を成すわけ無かろうが。ちっとは考えろや。このボケが!」って感じでございやす。
ホント、塩を撒いて追っ払いたくなりました。

(家族に問題を抱えている人を狙って、胡散臭い話を持ち掛けてくるなんて、全く質が悪いったらありゃしない)

とっとと失せろや!でございます。


手帳の必需性

方々の病院を盥回しにされた後、結局、落ち着いたのは地元の総合病院でした。

そこの医師から「国立だから、大学病院だから、本に載っていたからと言っても優秀だとは限らない」と言われ妙に納得しました。

地元の病院の神経内科に通院することになり、それまでの経緯と共に生活苦を説明し訴え続けた結果、 医師が医療ソーシャルワーカーに連絡をし、市役所→社会福祉協議会→就労継続支援A型施設に辿り着いたのです。

就労継続支援施設‥‥始めて知った存在でした。
紹介された施設に私にも出来る作業がありましたが、正式に雇用契約を結び賃金を貰うには、やはり手帳が必要ということでした。
(手帳が無くても利用料を払えば、通所は可能なんだけどね)

手帳を持たない私は、とりあえずボランティアとして週に2回通うことになりました。ボランティアということは収入は無しです。

――手帳!手帳!手帳!とにかく手帳!
もう何科の医師でも良いから、診断書を書いてくれーーー!

この時ほど手帳を渇望したことはありませんでした。


届いた手帳

地元の神経内科に通院してから2年経過しました。その間、治療らしい事も検査も全く無し。少し話をする程度でした。

そんなある日、 医療ソーシャルワーカーから手帳の申請を薦められました。

――だ〜か〜ら!診断書を書いてくれる医師がいないんだってば!
分かってないね、この人‥‥

半ば呆れながら説明を聞いていたら、診断書を書くのは神経内科医とのことでした。

――へ?私、神経内科系の病気に罹ってんの?
あの医師も、私は病気じゃないってハッキリ言ったわよ。いったい何の病気?
でもまぁ、診断書を書いてくれるなら何でも良いや‥‥

病院の書類受付に手帳申請向け診断書の作成を依頼しました。1週間後、診断書が仕上がったとの連絡がきたので取りに行きました。

病名の欄を確認すると【鬱病】の文字が記載されていました。症状の欄には、これまた仰天するような内容でした。

――へ〜ぇ、私って鬱病だったんかい。
そりゃ、知らんかった。
ふ〜ん、そうかい、そうかい、鬱病とな‥‥
で?鬱病って何だっけ?

母に診断書を読み上げてもらいながら、そんな風に思ってました。
ともかく鬱病デビュー?したのでした。

診断書を手に病院から市役所へ直行、福祉窓口で手帳の申請をしました。裁定通知がきたのは、3週間後くらいでした。
精神障害者保健福祉手帳 】区分は2級でした。

――はて?これって重いの?軽いの?
まぁ、どっちでも良いや‥‥

ようやく手帳の入手です。
その後、ハローワークを経由して、就労継続支援施設A型と正式に雇用契約を結び現在に至ります。
手帳を入手してからはとんとん拍子でした。
(やっぱり、手帳の威力って半端無いわぁ‥‥)


発症してから就労支援に辿り着くまで、約4年掛かりました。
実に長く焦れったい日々でしたよ。


今後の身の振り方

鬱病と診断され手帳の交付も受け、就労継続支援A型と正式に雇用契約を結び、一段落して生活リズムが決まってきた頃のことです。

はたと【鬱病】ってハッキリ言ってどんな病気?って考え込みました。何分、鬱病初心者です。
それまで、鬱病のうの字も言われたことがなく、自覚もありませんから分からなかったんですよ。正直言って蔑視すらしていました。

我ながら、とんでもなく失礼千万な偏見だったと思います‥‥はい。
(面目ない)

取り敢えずググッてみました。

鬱病とは‥‥
『精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態。
がんや糖尿病と並び、国民に広くかかわる病気として5大疾病の一つに数えられている』

――5大疾病の一つって、メジャー級よね?

症状は‥‥
書こうと思いましたが、色々有り過ぎて書き切れないので省かせて頂きます。
(多分、皆様の方が詳しいかと‥‥。実は書くのが面倒臭い)

原因は‥‥
これも様々ありましたが、気になった項目を上げます。
『失業・ 身体の病気・貧困・ 近親者との死別』

――これ、全部当たってますやんけ。

そして鬱病になりやすい人‥‥
『【真面目で責任感が強い・人あたりもよく周囲の評価も高い】このようなタイプの人は自分の許容量を超えて頑張りすぎたり、ストレスを貯め込んでしまうため、心のバランスを崩してしまいやすいようです』

――うーん、人当たりが良いかは別として、仕事人間だったから当たらずとも遠からず?

ん?んんん?
身体の病気が原因だとすると、複視が先?
いや、それとも鬱病が先?

あ~!もう分からなくなってきた!
まるで、鶏と卵、どっちが先?みたいや‥‥

まぁ、そんな事はどうでも良い
なってしまったものは仕方がないし、時間を過去に巻き戻すことなんて出来やしないのだから。

幸いにも、私は他人にどう思われているかどうか気にしない性分です。
(幸いって、言って良いのか?)

カッコ悪いと思われていようが、そんなことはどうだって良いじゃないですか。他人は他人、自分は自分、価値観は人それぞれですから、気にする必要も無いでしょう。

余程の有名人じゃない限り、自分が思ってるほど他人は気にも留めてないもんです。
己のことで精一杯ですからね。

肝心なのは、これからの事!
どう生きていくか、道を決めるのは私なんだから。

こんな風に思えるようになったのも、自分が【健常者と障害者】・【介助する側とされる側】双方の立場に身を置いたからこそだと思います。

人として少しは成長出来たんでしょうかね?